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2017年5月10日 (水)

PDFゲラに無料のAdobe Acrobat Reader DCで赤字をいれたい

校正の仕事に、PDFファイルを使っています。

一番のメリットは、即時に編集部と送受信できるので、締切ギリギリまで作業ができること。

あとは、ゲラを画面上で好きなだけ拡大できること。
そして、なんといっても大物(500ページ超の大作とか)で威力を発揮する、[編集]→[高度な検索]機能。
用語統一が超楽(「行う」と「行なう」はどっちが多いか?とか、どこに不統一の用語があるか?とか、瞬時に探せる!)。
重複文がどこかにあったよな~?という場合でも、何百ページものゲラをめくって探さなくて済むし。

さっそく、赤字の入れ方を。

PDFのゲラに「注釈」機能を使って赤字を書き込むには、無料の「Adobe Acrobat Reader DC」だけでできます。
有料のソフトなら、ものすごく操作が簡単で便利かというとそうでもないので、赤字や疑問を書き込むだけなら無料版で十分と思います。

oneまず、PDFファイルを「Adobe Acrobat Reader DC」で開きます。

・ファイル一覧の中から、開きたいファイルのアイコンをダブルクリック
・画面左上の[ファイル]→[開く]→開きたいファイルを選ぶ など。すると、こんな感じで開きます。初めてソフトを起動したときは、余計な案内がでるかもしれません。案内は読んだら閉じて、開きたいファイルをダブルクリック。

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右側に並んでいるアイコンの上から4つめ、黄色い「注釈」の所をクリックします。

もしくは、

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↑画面・左上の文字のメニューから、[表示]→[ツール]→[注釈]→[開く]
と進んでも、同じです。

two「注釈ツールバー」が出てきます。
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↑赤い長四角で囲んである部分に、「注釈」と呼ばれる書き込みのメニューが並んでいます。ペン皿の上に、文房具があれこれ置いてあるような感じでしょうか。
ぜひ、端から一つずつ、クリックして、ゲラの上でクリックしたり、パン(クリックしたままマウスの矢印を動かす)してみてください。どんな機能かがわかるかと思います。

threeゲラに文字を書き込むなら、テキスト系のツール( T のついてるマーク)を使いましょう。
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↑[テキストボックスを追加]をクリックしてから、

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↑ゲラの上でクリックしたままマウスを斜め下に動かすと、テキスト(文字)を入力するスペース(画面の赤い)と、入力する文字の書体(フォント)・大きさ・色などを設定できる窓(右上)が自動的に表示されます。
赤いの中で、縦棒 | がチカチカ点滅している状態で、文字を入力します。 |が消えてしまったら、赤いの中で、クリック・ダブルクリックしてみてください。

four文字の書き込み以外にも、注目させたい箇所を囲うために、○とか□を書きたいときは、
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↑[描画ツール]をクリックすると、いろんな形のメニューが出てきます。使いたい形の上にマウスの矢印を合わせてクリック→ゲラの上でクリックしたまま好きな大きさまでマウスを動かすと、○とか□が描けます。
この[描画ツール]の中にある、[引き出し線付きテキストボックス]を私はよく使います。

これらの[テキストボックス]や[図形]などを組み合わせて、手書きするように、PDFのゲラに、赤字や疑問を書き込んでいきます。

fiveたとえば、こんな感じ。「ファイルを開いて見た時、もしくは、印刷したときに、赤字や疑問がわかりやすいように」と編集部の希望にそって書き込むようにしています。

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six「注釈ツールバー」を消したいときや、元の状態に戻りたい時は、

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↑「注釈ツールバー」一番左の「注釈▼」の▼をクリック→[文書に戻る]の上でクリック。

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↑「注釈ツールバー」が消えます。

flair大事なポイント!
ファイルにパソコンなどで書き込んだら、マメに保存すること。
紙ゲラと違って、間違えると、せっかく書き込んだ赤字や疑問が、一気に、消えますcrying
何か書き込んだら、画面左上の文字[ホーム]の下にある
Photo
↑[フロッピーディスク]マークをクリックして 保存するクセをつけましょう。
私はマウスを極力動かしたくない(そのほうが作業が早いし、肩こり予防にもなる)ので、ショートカットキー[Ctrl+S]で保存します。

もう20年近くPDF校正を推奨しているのですが、なかなか世の中に広まらない大きな原因は、操作が面倒でややこしいこと。
でも、慣れです。ぜひ、トライしてみてください。

予告:次回は、よく使うショートカットキーについて。(いつになるやら)

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