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2016年8月19日 (金)

校正者ですが多分コオロギ

ちょっと前の「家売るオンナ」に、校閲者が家を買う話が出てきた。
(北川景子、すっごいいいな~!特に眼がいい!)
世間で思われてる「校閲」とか「校正」って、やっぱどうせこんななんだろうなぁ、と思う。

私はフリーの校正者なので、会社勤めじゃないし、貯金2000万円もないし、家も買う気ないし(いや2000万あったら買うかな)、壁も白でいいし。おしゃれじゃないところは似てるけど、どっちかっていうとコオロギ。走ってテニスして旅する校正者。
知り合いの校正者には、もっと日に焼けている方もいます。日焼け校正者クラブ会長。

普段チラシを読むときに間違いなんか探さないし、気にしない。指摘もしない。
サークルの印刷物をチェックして、って言われればお家芸なんで丁寧に見る。そうすると、最初はスゴイね、流石だね、ってほめられるけど、いい気になってやりすぎると結局ちょっと嫌がられるcoldsweats01
「この印刷物には間違いが無い!」なんて、絶対断言できない。あらゆる印刷物には、間違いが残っていると思うから。
特に自分が見たもの・書いたものに、間違いが残っていないなんて、自信もって言えない。

気になることは、辞書やネット(本当にネットが普及して大助かり。20年以上前は大きな図書館へ実際に行かないと何も調べられなかった)で調べるのはもちろん、どうしてもひっかかれば実地検分は、確かに、する。締め切りの許す限り。いや、締め切り過ぎて、もうゲラを戻してしまったのに、それでも気になれば何年後になっても、行く。
(そうしてたった1行の文章のせいで、東京ディズニーランドへ行ったのにお目当てのアトラクションが休止中だったのはずっと以前に書いた話)
いつどんな内容の仕事が来るかはわからないので、いろんなところに行って、アンテナ張って、情報仕入れて、幅広く経験値をつんでおきたい、と思う。結構あとで役に立つことが多い。
(オリーブオイルの講習会に行って、しばらく後にオリーブオイルの本の校正を頼まれたときは、よしっ!goodって思った)
料理本のレシピも「?」と思ったら、ちゃんとできるかつくってみる。
映画やドラマのあらすじが変だなと思えば、映画も見る。
(私がこの世代で、最初のエヴァを全部見てるのはこのせい。あ、まどマギも同じ)
案外、オフィシャルサイトよりも、市井の庶民の写真付きブログが役に立つ。
いまや地図もクリックすれば経緯度も高度も出てくる。便利だぁ~。

そうやって、ほんの1行の、きっと著者は何気なく書いたにすぎない文章にひっかかってしまい、あれこれ調べた挙句、間違いはなかった(赤字や疑問を書き込まなかった)というケースがほとんど。
ゲラに赤字がなくっても、見えないけれど働いたんだよ(みすゞ風)。

何が楽しくてやっているかというと、出版前の本がお金もらって読める!という特権付きのため。そして、自分のチョイスだけでは、決して出会えなかっただろう本を読ませてもらえる、ということ。

スマホ買い換えたからネット閲覧もストレスがなくなり、電車の中でも調べ物ができて仕事ができる!
・・・と思いきや、いまは夏休み。電車の中で子どもが騒いでうるさい。
今の楽しみは、秋からの地味スゴ。あーでもデフォルメしてあるんだろうな~。さとみちゃん、期待してます。

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