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2013年5月27日 (月)

宿題のオリーブオイルを探して

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フィレンツェの自由行動の日は土曜日だった。
共和国広場を通りかかると、前日にはなかったテントが立ち並び、野菜やワインやチーズなどを売る市場が開かれていた。
どうしようかな、自分へのお土産に、オリーブオイルでも買おうかな、とふと思った。
試食で出ていたオリーブオイルを、切って置いてあったパンにつけて食べてみた。
青臭い緑の香り。そうか、オリーブって緑の果実だったんだ、と思った。
迷った末に、一つ買うことにする。試食を重ねてもどれがいいのかわからないので、とりあえず、「日向に並べられていない状態」で、「観光客だけでなく地元の人らしき客も買っていそうな店」で、一番小さい瓶を買った。3ユーロ。多分60mlくらい。
Photo 2

帰ってきて料理に使ってみたら、これが文句のつけようもなく、おいしい。
今までのオリーブオイルとは別物。というか、今までのがダメもので、これが本物なのは疑いようがない。
あっという間に使いきってしまう。もっと大きいビンで買えばよかった。

ここからが宿題になった。
(他にもたくさんイタリアでひろってしまった宿題はあるのだけれど)
日本でも、このおいしさのオリーブオイルを(できれば普段買いできる値段で)買いたい。では、どこで?
スーパーマーケットでも大きい店なら何種類も売っている。うんと安いものから何千円のものまで。あとは、輸入食品の店とかにも、高級スーパーにもある。
でも、どれを何を基準に選んだらいいんだろう?

そこで、オリーブオイルの講習会に行った。オリーブオイルの現状と、テイスティングのやり方を教わる。本物のオイルを(ちょっと高いけど)先生からその場で買えるのは知っていた。でも、たとえ最終的には先生から買うことになったとしても、まずは習ったことを頼りに、自分で探してみようと思い、インターネットで情報を探す。ネットショップでもたくさんある。リーファーコンテナ、という言葉を知る。

いつ買ったかわからない古いサラダ油と唐辛子入りオリーブオイルを捨てる。
ひたすら(仕事の合間をぬって、というより、すでに仕事が手につかなくなっているので、早く見つけないといけない)いろんなところでオリーブオイルを探す。
駅前のデパートの地下に、思いがけなくたくさん並んで売られていた。一つ一つに説明書きのPOPが付いている。「グリーンの香りと強い辛味」「ノンフィルターでオーガニック」。講習を聞いたおかげで、POPの説明の意味がわかるようになった。でも、本当にこのオイルに欠陥が無いのか? 最初から日本語のラベルが貼ってあるものは、買う気にならない(日本向けの粗雑な商品の可能性が捨てきれない)。空輸か温度管理コンテナで輸入されていないと、日本に着いた時点でダメになっている可能性も高いので、ラベルに輸入形態が書いてないかとすべてのビンの裏書を見る。そんなことを書いてある商品はない。ということは、そういうことだと思う。空輸なら空輸って書くに違いない。
悩んだ末に、うんと小さな(20ml)お試しセット2本を買う。帰って2本をテイスティングしてみたら、全然ダメ、ではなかったけれど、よし、この店でこの味の大きいビンを買おう、という気には全くならなかった。テイスティング後に、なんだかあぶらっぽくて嫌な後味が残った。じゃ、やっぱり、ダメじゃん。

別のデパ地下に、輸入ワイン専門店(時々半額のチーズとか買っていた)。壁に「当店のワインはすべて温度管理された状態で輸入しています」と貼りだされてあった。おおっ、ワインだけかな? オリーブオイルはどうなんだろう?
普段ワインをほとんど買わないので店の奥まで入ったことがなかったが、奥の棚はイタリアンコーナーになっていて、パスタやパスタソースやオリーブの瓶詰めとともに、数種類のオリーブオイルがあった。最初から日本語ラベルのタイプは無い。よし。イタリア産より、スペインやポルトガルのオイルが多い。うんと安いのはやはり買う気がしない。うんと高いのは買えないし、味見無しに買う勇気もない。迷った末にワインだけ買って帰る。

オリーブオイルをテイスティングできる店を探す。そんな店はないだろうと思っていたら、探せばあるもので、ネットで見つけたので、自転車で行ってみる。
フォムファス国立本店 (西友 国立店の地下1階)
テイスティングできて、さらに量り売り。いきなり大量には買いたくなかったので、うってつけ。味見して、一番気に入ったのを250mlビンで購入(100mlもあったが、250mlなら5%引きと言われたので)。瓶代も入れて1709円。次回あきビンを持っていけばびん代がなくなるらしい。
帰り道、国立の裏道をゆっくり歩いていたら「トスカーナの風」と書かれた立て看板発見。
ストラーダ・ビアンカ strada bianca
ここでもオリーブオイルをテイスティングさせてくれた。私がフィレンツェで買ったのと同じトスカーナ産だからだろうか、欲しかった味にとても近かった。でもすでにVOM FASSで買ってしまっていたし。しかもここのは倍の値段。今日は我慢する。先にここにたどり着いていたら、迷わず買っていたと思う。でも、貧乏な自分にはやはり高価。次のフィレンツェではもっと大きいびんで買おう。
今の時期はコトコトパスタの商品を置かせてもらっていて、年に1度新物のころに、お店として直接付き合いのある農家さんの商品を空輸する、とのこと。次はここで買ってみたい。

あとは、新宿伊勢丹の地下と、代官山に行きたい店を見つけた。
宿題がなかったら、一生出会わなかっただろう。知識にも、お店にも。
締め切りのない宿題だから、もう少し取り組んでみるつもりでいる。数学ではないので、答えはきっとたくさんある。

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コメント

そんなに美味しいオリーブオイルがあるのですね。
私も探してみたいです。(o^-^o)

投稿: バルタン | 2013年5月28日 (火) 20時41分

コメントありがとうございます。
オリーブオイルのことは、私も全く無知だったので、今回講習会に通ったおかげで、たいへん勉強になりました。もちろんまだまだ勉強中です。
ただ、お気に入りだった(残念ながら閉店してしまった)ピザ屋さんのナポリピザは、釜へ入れて焼きあげる前に、チャーって感じでいつもオリーブオイルをかけていたんですよ。それがおいしさの秘訣だと思っていたので、少しずつ謎をといている感じです。
もっとテイスティングしているお店めぐりをしたいのですが、さすがにそういう店で置いているオリーブオイルは高価なので、そうそうあちこちで買うわけにいかず、悩ましい限りです。

投稿: baku | 2013年5月29日 (水) 21時07分

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