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2013年4月20日 (土)

イタリア・ルネッサンスはまだまだつづく

旅行に行く前から前売券を買っていたものの、忙しくて行かれなかった上野・国立西洋美術館で開催中のラファエロ展にようやく行ってきました。
大きな荷物はコインロッカー(100円、リターン式)へ。入口すぐより、階段降りたところのほうがすいています。

観光の目玉・ラファエロの絵を、イタリアはよくぞ持ちだしてくれたなぁ、と思います。午前中から出かけたのですが、平日とはいえなかなかの人出。人気の「大公の聖母子」の前は人が絶えない。
フィレンツェでウフィツィ美術館を案内してくださったガイドさんが、フィレンツェからは(ウフィツィからは、だったかも)ラファエロを出したりしないでしょう、とおっしゃっておられたが、いやいや、何枚も出ていました。やや小品の感はありましたが。
そういえば、ウフィツィの2階も、ヴァチカンのタペストリーの間も、囲いで覆われていた場所があって、改装中かと単純に思っていたけれど、もしかするとこういった場所にあった作品が、外に貸し出されているのかもしれません。
もちろん絵はすばらしいのだけれど、現地でみるような臨場感というか、興奮というか、感激は、やはり薄い。
ここでもイヤホンガイドを借りる。500円。財布に領収書をしまい、財布をカバンにしまうのを待ってから、係の方がガイドの機械を首にかけてくださる。パスポート出せとも言わないし。日本らしいサービスだと思う。
池田昌子さんのナレーションは、私にとってお蝶夫人が解説してくれている優美な気分。

ツアーでご一緒だった方に勧められた『ルネサンスとは何であったのか』(塩野七生著・新潮文庫)を読み始めたが、フィレンツェでのガイドさんの話や各地で聞いたり見たりした経験のおかげで、文章のひとつひとつがおもしろいように自分の中で理解できている。
なんでもっと早く読まなかったんだろう、ではない。きっと、今以外の時期に読んでもチンプンカンプンだったに違いない。
自分の中で今まさにルネサンスが始まっている。そんな気分。

昼過ぎからはスイッチ切り替えで、子規庵へ。本当は子規の好きだった(らしい)豆腐料理「笹の雪」でランチを、と思ったのだが、あまりに高級なので(分相応に)近くの台湾料理店へ。
子規庵に「仰臥漫録」の直筆のパネルが展示してあった(実物は、芦屋の虚子記念文学館にあるらしい。次の行き先確定)。直筆のイラストが楽しい。「粥四杯」の一杯をどのくらいのお椀によそって食べたのかはこの資料ではわからないけれど、確かに病人としてはすごい食べっぷりだ。ココアや菓子パンは、どうやって手に入れていたのだろうか。誰から何をどのくらいもらった、といちいち細かく書きつけてあるのは、いずれ遠くない死を念頭においていたからに違いないと思う。
子規が健康な青年だったなら、もっと旅に(漱石のようにヨーロッパなどの海外へも)行き、もっといろんな食べたことのないような珍しいものをたくさん食べて、みんなをうらやましがらせたかったろうな、と思う。
帰り道、ホテル街を抜けて羽二重団子へ向かいながら、自分の庵がこんなラブホテルの乱立する中に建てられ、客がいるのに大声でしゃべっているボランティアに管理されている状況を、子規ならどう詠んだだろうか、と思った。

再びラファエロ展へ。当日1回に限り再入場ができる。入口でチケットの半券にスタンプを押してもらってもう1度、今度はイヤホンガイド無しで純粋に絵だけを見る。やはり夕方のほうがすいている。タペストリーを制作した職人たちも、版画を刷った印刷工たちも、ルネサンス体現者であったわけだ。名前が残っていないだけで。

読みたい本がたくさん。パートを辞めたおかげで、気持ちと時間に余裕ができたのがありがたい(お金の余裕は減ってケチケチ期に突入ですが)。風に揺れる木々の葉を、青空を背景に眺めたのはなんと久しぶりだろう。
来月は東京都美術館でダ・ヴィンチ展。まだまだイタリヤブーム継続中。

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2013年4月16日 (火)

イタリア11日間

当初、11日間は長いかな?(イタリアツアーは8日コースがほとんどだった)と思いましたがとんでもない、ミラノ→ヴェネツィア→フィレンツェ→ローマで、各都市連泊(ローマのみ3連泊、途中立ち寄ったアッシジもとてもよかった、アッシジにも泊まりたいくらいだった)、ツアーの観光と自分のフリーの日とが交互という感じで、これでも、各都市を後にする時は心残りは否めなかった。

旅行先をイタリアに決めたのは、フィレンツェのウフィツィ美術館に行きたかったからで、ツアーでももちろんガイドさんと一緒に見学したが、予想通りそれだけでは物足らず、翌日のフリーの日に再度ゆっくり半日かけて見学しました(東京で出発前にインターネットで予約をしていった)。学生時代からいつか見に行きたいと恋焦がれていたボッティチェッリの絵を前にして、あまりにも長く思い続けたので気恥ずかしいような、でもこの絵が私をここまで連れてきてくれたんだ、という感慨がありました。
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↑ウフィツィ美術館。正面に見えているのが渡り廊下。右に予約者用のチケット窓口(ここで予約時に受け取ったメールのプリントアウトと引き換えにチケットを受け取る。15分前に並んですぐ引き換えられました)。「ナンバーone」の窓口へ行け、と言われます。1番窓口は写真の左側手前。チケット窓口の向かい側の建物にあります。1番窓口も、向かって左側に団体用の列、向かって右側に個人用の列、と分かれています。IDカードを下げた係の人が立っていますので、「ボンジョルノ!」と明るく挨拶してチケットを見せれば、どこへ並ぶのか教えてくれます。2番窓口は当日並んでいる人たち。かなりの行列でした。

絵でいえば、ミラノで見たダ・ヴィンチの最後の晩餐は本当にすばらしくて、涙が出てきて仕方がなかった。修復されたばかり、ということで、色がとてもきれいに出ていた。構図の見事さ。物語を感じさせる人物たちの動き、表情。やっぱり何でも現場に来て実物を見ないとダメだ、と改めて思い、ダ・ヴィンチの才能を見せつけられる思いでした。
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↑イタリアでは、登れるところは登るべし、と以前聞いたので、どの街でも高いところにまず登りました。これはミラノのドゥオーモ。もちろん階段コース(チケット売り場のおじさんが「かいだん?」と日本語で聞いてくれました)、7ユーロ。まだかな?と思った頃到着。楽勝。きつかったのは、フィレンツェのクーポラ。でも、屋上からの眺めは最高。

ヴェネツィアの街は、想像以上に素敵でした。案の定迷子になってばかり。でも、迷子で歩くのもまた楽しい。ドゥカーレ宮殿はやはりツアーで回るだけでは見たりなかった。いつかまた来て、1日かけてゆっくり見たい。街も、迷子になっていたり、教会に入って絵をゆっくりみていたりしたせいもあって、まだまだ歩けなかった場所ばかり。ヴェネツィアだけでも何日でもいられそう、と思った。泊まったホテルも貴族の館をリノベーションしてホテルにしているとのことで、調度も部屋もとても優雅な気分。次回も必ず泊まりたい。
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ローマはもちろん見どころがありすぎて回りきれなかったけれど、車が多いし(信号の色とか、横断歩道の有無とか、そんなことを気にせずどんどん道を渡らないとどこにも行かれない。ローマの街のおかげで交通事故のトラウマから脱皮できた気がする)、物価も高いし、物売りも多いし、修理中(トリトーネの噴水はカバーがかかっていて何も見えなかった)のところも多いし、帰ってきて思い返すと、今回の旅ではフィレンツェ、ヴェネツィアのほうに軍配が上がる気がする。
もちろん、ヴァチカンはすばらしくて、ただなにしろ朝一番で行ったのにそれでもすごい人で、ガイドさんに言わせると今日は少ない方ですよ、とのこと。ここもツアーだけでは物足りない。ゆっくり1日見たい。
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↑ポポロ広場を見下ろしたところ。遠くにヴァチカン。イタリアの空はきれい。

そうなると次は個人旅行でゆっくりと、と思い、どの都市も何日あっても足りないだろうなぁ、と思い、そういえば食べ物はずっとイタリアンだったけど、都市によって味付けやメニューもバラエティに富んでいて、最後まで飽きなかったなぁ(食事も、ローマは塩辛くて、値段もやや高めで、ヴェネツィアの海の幸のほうがやさしい味でおいしかった)、なにしろ街のベーカリーでテイクアウトしたピザまでがめちゃくちゃ旨かった!これだけで生きていけるよ!と思う。
日本のイタリアンレストランでは、テーブルセッティングにフォークとスプーン(スパゲッティをくるくるまわすときに使う用の)が置いてあるけど、本場イタリアではスプーンは無いよって友人に言われていたが、本当だった。置いてあるのはフォークとナイフ(前菜やメインディッシュ用)で、スプーンがあるとしたら皿の向こう側にデザート用か、珈琲のソーサーに添えられているだけでした。

長距離の飛行機も心配だったが、これも全然気にならなかった。エコノミーだからもちろんせまいし、奥の席の人がトイレに行くたび立ってあげないといけないけど、それはお互い様だし。見たい映画もなかったが、それでも片道12時間もあるのでしかたなく映画を見たり数独ゲームをしたりしていた。機体が揺れたりしない限り、自分が飛行機に乗っているのを一瞬忘れているくらいだった。
団体行動は、集合時間を守らないといけなかったり、ちょっとだけ戻りたいと思っても難しかったり、ガイドさんやみんなについていくので精一杯。それでも、自分一人だけではこれだけ回れなかったと思うし、同じ方面に行く方がいたおかげでタクシーに便乗させてもらえたり、写真も撮ってもらえたり。

撮ってもらった写真を見返したら、すごくくつろいで楽しんでいる自分が写っていた。
こんなにおだやかに楽しそうな自分の顔を久しぶりに見た。
この旅行に来れただけでも、パート勤めを辞めてよかった、って思った。(辞めないと11日間も休めない)
さぁ、また、旅に行けるように、頑張るぞー!

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2013年4月11日 (木)

最高の休日

最高の休日
最高の休日
最高の休日
最高の休日
思いきって来てよかった。
これ以上ないくらい楽しい旅でした。
食事もおいしかった。もちろんいつも完食。

間もなく帰ります。

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2013年4月 1日 (月)

成田空港が遠い

前日、どの手段で成田へ行こうか悩みに悩んで、通勤時間帯に大きな荷物を持って都心で電車を乗換えるのは大変だろうと考え、空港行高速バスを予約した。

のに!
朝、バス停でポーターさんの携帯に、佐倉で事故、渋帯のため1時間ほど到着が遅れる、との連絡が。
間に合わない人は電車にしてくれと言われ、本当に1時間遅れで着くなら充分間に合うが、1時間も確実ではないだろうと思い、急ぎ電車へ。
(ここですぐにバス予約センターに電話すればよかった。発車時刻が過ぎたら運行中止ではないから払戻ししないと言われてしまった)
とりあえず都心への電車に乗りつつ(スーツケースを持った乗客がことのほか多く感じた)スマホで乗換え検索すると、日暮里からスカイライナーと出る。乗換えもだけど、スカイライナーは満席になってしまうのではないかと案じ、モバイルスイカのメニューにできた「えきねっと」から、成田エクスプレスのチケットレス予約サービスを利用する。
新宿からの列車がうまく表示されず(すぐの便は直前すぎてインターネット予約は締め切りましたと言われ、他の次は1時間後。便が少ないか満席だったのかもしれない)、東京駅発にする。席の希望を入力せず予約したら席がとれた!ほぼ満席。

というわけで、なんとか成田空港到着。
JRの中央線も遅れていたし、これでNEXも遅れたらどうしたらいいやら。
人生は選択の連続。

では、10日ほどのお疲れ様旅行に行ってきます!

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