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2012年9月 2日 (日)

再読『マラソン100回の知恵』原章二著

添え木がとれて2日後から、松葉杖なしでごくごく近所までゆっくり歩く。膝内側に二重にキネシオテープを貼る。膝を大幅に曲げなければ痛くない。まだおっかなくて完全に右足に体重はのせられない。
こんなときほど、走りたくてしょうがない。

原章二さんの『マラソン100回の知恵~サブフォーをめざす市民ランナーへ』(平凡社新書)を引っ張りだしてきて、読む。
もう何度読んだかわからない。これは、市民ランナーである著者が、私のような楽しんで走る市民ランナーのために書いた、実用書であり、知恵の書であり、哲学書である。
初めて読んだのは、ちょうど走りはじめたばかりの頃で、2kmの距離すら完走できる自信がないくらいの時期だった。
40代半ばで走り始めたのだから、何年か後にハーフくらいが完走できたら上出来かな? と思っていた私に、「必ずフルマラソンに挑戦する!」と決心させた本でもある。

実際の練習やレースで役立つ「知恵」の情報以上に、凡人ランナーの琴線にふれる珠玉の言葉が本のあちこちに散りばめられている。「哲学書」と私が推すゆえんである。
今回、このケガのリハビリ中で、次のマラソン復帰はいつとも確実でない時期に読んで、涙が出てきたのは以下の一文だった。
「市民ランナーとは結果を急いで手に入れようとするランナーではなく、プロセスを楽しむランナーのことである。」
そうか、復帰までのプロセスを楽しめばいいんだ。

いつか、どこかのマラソン大会で、お会いできたらいいとは思うけれど、10kmを1時間で走れない、ハーフなら2時間半がせいいっぱい、昨年のフルではサブフォーどころかギリギリ5時間台ペースの私は、原さんの走っているエリアとは違うので、同じ大会にエントリーしていてもお会いできないに違いない。いや、ひょっとしたら折り返しのあるコースならすれ違えるかもしれない。
お会いできたらぜひ言いたい。
言いつけを守らずに、音楽を聴きながら走ったり、写ルンですを手に走ったりしました、でも、「歩かない決心」だけは忘れていません。
あなたの本のおかげで、日々の生活が、豊かになりました。
本当にありがとう。と。

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コメント

通りすがりの者です。僕も、原章二先生のこの本を、バイブルのように、しょっちゅう読み、たびたび感動している、一読者です。随所に心の琴線に触れる記述がありますよね。自分は、ハーフマラソンに二度ほど出たことがあるだけで、フルマラソンは走ったことがありませんが、いつか走りたいと思っています。ケガの治療が進みますよう、お祈りいたします。

投稿: Rock_Saki | 2012年9月17日 (月) 13時37分

ありがとうございます。
走っている時は、皆、『走る哲学者』になってしまう気がします。
私もこの本に出会って、とてもよかったと思っています。
いつかきっとフルマラソンに挑戦してください!

投稿: baku | 2012年9月17日 (月) 16時45分

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