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2011年4月 6日 (水)

最高のご褒美

西刀削麺屋さんのつづきです。

トマト入り牛胆麺と青菜炒めをなんとか食べ終わり(スープは飲み干せなかった)、今度は注文のときのような失敗をしないように・・・と思い、他のお客さんたちの様子を観察する。
皆、伝票を持って、入り口脇のレジへ行き、お金を払っている。
で、真似をして、伝票を持って、レジへ行き、「ちんまいたん(お勘定お願いします)」と言う。
一瞬の沈黙。
通じなかったのかな? と思っていると、レジのおばさんが(この人は注文の時のおばさんよりやさしかった)、レジに設置してあるメニューキー(メニューの一覧が表示されているタッチパネル)の画面を指差しながら、私に説明しながら、注文したメニューのボタンをタッチして見せ、合計金額を表示させてから、お金をうけとってくれた。
どうも、このタッチパネルの操作もお客さんが自分でやって、合計金額を表示させてからお会計をするシステムらしい。
そんなのはじめての客にはわからないよ~。
でも、西洋人らしきお客さんもいたので、観光客がまったく来ない店というわけでもないらしい。とりあえず、お腹いっぱい。

急いでそごうにもどり、かばんを探す。すでに1時を過ぎている。
スタイルとして好きじゃないけど、この際そんなことは言っていられないほど荷物を持ち運ぶのが大変なので、キャリーバッグを買うことにする。
黒はいやだなぁ、飛行機を降りて、荷物受取所ですぐわかるはっきりした色(柄)のバッグがいいなぁ、でも、あれこれ迷っている時間はすでにないので、どれか見つけたらすぐ買おう! と思いながら旅行かばん売り場へ。
青緑の柄の入ったキャリーバッグを発見。やや小ぶりだけど、値段を聞くと約1万円。即決。対応してくれた店員さんは、日本語を勉強中です、と言って、免税還付の対象になるので、書類を持って9階のカウンターへ行ってくれ、と、一生懸命レシートを準備しながら説明してくれる。
すでに1時半を過ぎている。いそいで空港に行かないといけないが、せっかく書類を作ってくれると言うのでそごう内の免税カウンターへ行き、パスポートを見せたりして、還付用の書類を作ってもらい、空港での手続き方法を書いた説明書(日本語も書いてある)をもらう。
地下へ戻り、預けていた手荷物を受け取る。シエシエ。窓口のおばさんが、すごい荷物ですねぇ、といった顔をする。
キャリーバッグにお土産類を詰め込む。
地下鉄の駅へ。

松山空港着。14:10。
そごうでもらった説明書でよくわからず、TKSカウンターはどこですか? とインフォメーションで聞くと、すぐ隣にあった。書類を出し、買ったばかりのかばんを見せ、還付金額を書いたレシートを受け取り、さらに隣にある銀行窓口で税金分を還付してもらう。170元くらいだったと思う。

急いで航空会社のチェックインカウンターへ向かう。
4時過ぎの飛行機なのにもう2時半だ・・・。ホームページ上で座席指定もしてあるのでそれほど心配はしていなかったが、気持ちに余裕がなかったせいか、表示を見落としてしまい、同じエヴァー航空の違う便のカウンターに並んでしまう。
カウンター窓口の方(日本人)に、違う便ですよ、向うのカウンターです、と背中合わせのもうひとつ開いていたエヴァー航空のカウンターを案内される。
さらに遅くなっちゃったじゃないか・・・しょうもないおばさん旅行者に成り下がっている。

教えられた正しいカウンターのほうへキョロキョロしながら移動すると、そんな私を見つけたカウンターの男の人が「航空会社は?」と聞いてくれた。「エヴァー」と答えると、自分のカウンターでどうぞ、と言って、空いていたエヴァー航空のカウンターに呼び込んでくれた。奥のほうの別のエヴァーのカウンターは何人かが並んでいて列ができていた(ような気がする)。
インターネットで決済したクレジットカードを見せ、チケットの発券をしてもらっている間に、カウンターに置いてあったエヴァー航空のネームタグ(花博バージョン)に名前と電話・住所・JAPANと書き、預ける荷物にくくりつける。やっぱりあわてているらしく、以前の電話番号とかを間違えて書きそうになる。その間、私を呼び込んでくれたカウンターの人はにこにこしていたが、荷物をコンベアーにのせる係の人は、早くしろよ! とやや怒っていた。
チケットの発券にやや時間がかかる。やっぱりギリギリに空港にきたせいか? と思っていると、どうぞ、と渡された搭乗券(ボーディングパス(Boarding Pass))には、自分が予約したのと違う座席番号が印字されている。
???な顔でいる私に、カウンターの彼は、「アップグレイド」と言って「Business Class」と書かれたところを指差して、「しー」と口元に人差し指を立てて、内緒にしてね、の合図をおくってくる。
え~、シエシエ! とおどろきと感謝の表情で答える。
とはいえ、本来「乗り鉄」で、その上海外旅行は初めてで、国内だって電車ばかりで飛行機なんかほとんど乗らない私には、何が起きているのか、このときにはまったくわかっていなかった。

次にどこへ行ったらいいのか(搭乗口はどこか)を、英語で聞こうとするが、単語が出てこない。でも、そんな自分の聞きたいことは何なのかを、一生懸命わかろうとしてくれて、答えてくれるカウンターの人に感激する。やっぱり英語ができないとダメだと実感する。英語勉強しよう。

免税店エリアに入ったのが、出発30分前。ニュー台湾ドルの小銭が若干残っていたので、台湾の人向けの東京ガイドブックとプーアール茶を少し買う。足りない分は日本円で支払う。
ビジネスクラス用搭乗口から機内へ。
並ばないでいいだけじゃない。機内へ入ると、アテンダントさんが、座席まで付き添って案内してくれる(エコノミーのときは、そっちです、と通路と方向を教えてくれるだけだった)。座席が広い。椅子のつくりも立派。足回りも隣との距離も広い。立派なブランケットも貸してくれる。後ろの人をきにせずに、フラットな状態まで椅子を倒せる!
アテンダントさんは、「○○さま、・・・」と名前で呼んでくる。一人当たりの担当する客数がまったく違う。
そして、飲み物と機内食がまったく違う! エコノミーのチーロウファン弁当とウーロン茶ですっかりご機嫌だった私には、もったいないくらい。「本日のメニューでございます。日本食・中華(なんと鼎泰豊の小籠包メニュー)・洋食からお選びいただけます」とメニューを渡されて、居心地が悪いほどの場違いな気分。やっぱり節約旅行の庶民にビジネスクラスは贅沢すぎる。周りの人はシャンパンだのワインだのを頼んでいる。私はアルコールに弱いので、高山ウーロン茶を頼む。隣の管理職風日本人ビジネスマンが、なにこいつはお茶なんか頼んでるんだ? というような顔をする。(エコノミーのときの隣の台湾人男性もビールをおかわりして飲んでいましたっけ)
どうせ初めてでわからないことだらけなので、恥ずかしさをこらえて何でもアテンダントさんに聞くことにする。しまいには、隣の管理職氏が、テーブルを出すのを手伝ってくれるようになる。

出発前に機内で流れたアナウンスによると、この飛行機はオーバーブッキングで、予約数が定員を上回ってしまったとのこと。(だから一人客でふらふらしていた私を、ビジネスクラス窓口の係員が空いていたビジネスクラスの座席にピックアップしてくれたのだ、ということに、後で合点がいった)
さらにアナウンスが中国語、英語、台湾語、日本語で流れ、次の便の中華航空に移動してくれる乗客を募集します、変更してくれるお客様にはでんきを差し上げます、と聞こえる。マイクの具合か発音の具合かよく聞き取れず、隣のビジネス氏も「何をくれるんだって?」とつぶやいていた。(こちらも後で考えると、でんき→げんきん、ではないか? 日本人のアナウンスではなかったから、でんきに聞こえたのだろう。電気をもらってもしょうがないし)

機内食は日本食を頼みました。それは2プレートに分けて出てくる、豪華な小皿料理のような食事でした。食後にはコーヒーを頼もうとしたら、カプチーノがあると言われ、熱々のカプチーノをもらいました。携帯電話のカメラしかもっていなかったので、機内では電源を切っていて、撮影はしませんでした。
ごちそうさまでした、と丁寧にお皿をさげてもらうと、そんなことを言う人は少ないのか、意外な顔をされました。でも、いい客になることが、いいサービスを受けるコツだとわかっているので、努めてシエシエと言うようにしました。なにしろエコノミー料金どころか、WEB特別料金で乗っているわけですし。
(帰ってきてから、次は豪華に自前でビジネスクラスの座席をとってもいいかな? なんて思い、エヴァー航空のホームページで金額を調べてみたら、今回の台湾旅行の旅費全部の金額よりも、ビジネスクラス往復料金は高かった。・・・もう二度と乗ることはないかもしれません)

今回の旅行は、もともとは、正月そうそうに、パート先のお客様にお褒めのことばをいただき、ご褒美の名目で休暇をもらい、やってきた台湾でした。最後に神様がサプライズをくれたのだと思うと、台湾を離れるさびしさと重なって、なんだか涙が出てきてしかたありませんでした。

ということで、無事帰国。
預けた荷物が出てくるのが最後の方で、受け取りで約1時間ほどのロス。やっぱり急ぐときは、機内手荷物のみにするほうがいいな、と思う。
羽田からは、バスカウンターで当日の次の時間のチケットをその場で買い、リムジンバスで帰宅。
必ず、また、行こう。見られなかったところ、食べられなかったもの、がまだまだたくさんある、と決心したのでした。

台湾は、島根より近かった。

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