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2006年11月17日 (金)

選ぶ、ということについて~テニス

さて、久しぶり?にテニスに関することを。

試合会場で、パートナーがこんな話をしてくれました。
自分の得意なショットや攻めパターンって、案外自分じゃわからない。
対戦相手とか、サークルの仲間とかから、「あなたのこのショットって、打ちにくくてイヤだわ」(←ほめ言葉)と言われて、「あら、私のこのショットって、そういうふうに思われてるのね、そういえばとれずにミスしてくれる人多いような気が…」と気づいたりする。
気づいたらそれからは自覚が出てきて、得意技を意識的に使えるようになって、ますます磨きがかかったりする。
でも、もともとそのショットは、たくさん練習してきたさまざまなショットやパターンの中のひとつであって、決して最初から「このショットを私の得意技にしよう!」と決めて練習したわけではなく、自然に身についたものであることが多い、と。
気がついたら、そのショットが身についていた、自分のものになっていた、得意になっていた。

なるほど、と聞いていた私は思いました。
たとえば、一緒に同じ練習をしていても、同じスクールで同じコーチに習っていても、ひとりひとり少しずつ(もしくは大分)、得意なショットやパターンは違ってきますよね。
似たような試合傾向、パターン傾向は出てくるかもしれないけれど、全員がまったく同じには絶対ならない。
気がついたら得意だった、ということを考えると、「選んだ結果」得意になったわけではないので、これは、「選ぶ」という行為ではない、なんなんだろう、必然?
体力とか体格とか性格とかが結果として、自分に合ったショットやパターンが自分に残るのか、それとも、そのショットが得意になったから、そういうプレイスタイルになったのか。
使っていたラケットの影響なのか。サーフェイスの影響なのか。
身近な、もしくは目標とする、尊敬するプレーヤーの影響なのか。

別の「選ぶ」話。
何年か前に、自分のパートナー選びに悩んでいて、当時習っていたスクールのコーチに聞いてみたことがある。
「仲良しで気が合うけどいまいち勝てない人と、気が合わないけど組むと勝てる人と、どっちをパートナーに選んだらいいのでしょう?」
コーチは、前者と答えました。
「気の合わない人と組んで気を使いながらテニスしても、楽しくないでしょ?」
当時、実は私は、コーチは「勝つ人と組め」って言うかなって思っていました。
だからちょっと意外でした。でもすっきりした。そうだ、自分の好きな人と組めばいいんだ、って。
それからはパートナー「選び」の自分の基準を、「一緒にいたい人」に決めました。できれば「一緒に練習できる環境の人(時間とか場所とかが合わせられる人)」ならなおよし。
プレイスタイルとか、強さとかじゃない、自分が組みたい人を「選ぶ」。
義理とかしがらみとかあって、そう言っていられるときばかりでは、ないんですが。

なんでこんなことを書き始めたかというと、このところ、ずっと「選んだ結果」について考えてしまっていて。
ひとりは、「一緒に組むととても楽しい人」。最初こそ勝ったり負けたり、すごくうまくいったり、初戦で負けてしまったり、でも負けたときほどなぜかテニスの内容自体は楽しかったりして、楽しいのになんで勝てないんだろう、楽しんでるから勝てないのか…なんて考えていたわけです。パートナーにも、勝てなくてゴメンネって気持ちで。でも、あるとき、すごくいい試合ができた。結構厳しい相手に、自分たちらしいいいプレイで勝てた。そのとき、パートナーが言ってくれた。「今日は、楽しくて、勝てたね」。
あ~ホントだ!って思えて、すごくうれしかった。
またひとりは、「一緒にいてなぜか気の合う人」。練習時間がなかなか一緒にとれないけれど、しかも練習ではボロクソ負けたりもするけれど、試合では話し合いながら助けてもらいながら、まずまず楽しく勝てたりする。一緒にいて心地いい。
うまくいった人ばかりなら悩まないわけで、またほかのひとり。練習も一緒に考え工夫しながらよくできた、目標もたてられた。でもうまくいかないときに、どんどんうまくいかなくなって、助け合えない。立て直せない。お互いがぶつかる。話し合えない。楽しくなくなる。
ついに、はたから見てもうまくいっていない状態になる。はっきり「もう一緒にはやらない」と言われてしまうに及んで、これは自分が「選んだ結果」として、受け止めなきゃいけないのだ、と。
どうしてショックで何日も悩んだかを考えると、「自分の好きな人」「一緒にいたい人」だったのに、パートナーとして「選んだ」ばかりに、関係がうまくいかなくなってしまったってところでしょうね。なまじうまくいっていたときもあったから、余計につらいなぁ。

今日の朝日新聞の「相談室」の、
「(つきあっている男性と)一生つながっていたいです。アドバイスをお願いします」
という40歳の女性相談者にたいして、室井佑月さんの答えがすごくよかった。
「その気持ちはわかります。でも、具体的にどうすればいいのかはわからない。あたしが知りたいぐらいです」
みんな同じなんだ…という言い方はありふれているかもしれませんが、自分の琴線に触れました。
男とか女とか大人とか子供とかそういうことは関係ない。最初は「選んで」知り合ったわけじゃない。でもどこかから、仲良くすることを、ペアを組むことを、練習することを、「選んで」きた。今うまくいっていても、いずれうまくいかなくなるかもしれない。一生組もうとまでは思わないけれど、今のひとつひとつの試合を、一緒にテニスできることを、楽しむことを大切にしないと。

月末は、また上記の人とは違う人と組んで試合に行きます。
ようやく気持ちを書けて、少し、ふっきれたかも。

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